INTERVIEW
K.S
圧延部門 2012年入社 本社工場 圧延課 精整係 副作業長 八戸工業高等学校 材料技術科 卒業どのような部署ですか?
圧延課は「ロール係」と「精整係」にわかれます。ロール係はビレットと呼ばれる鉄鋼の塊を炉で加熱し、ローラーを調整しながら鉄筋の形へと仕上げていきます。精整係はそれを適切な長さにカットし、規定に満たないものを取り除き、完成した鉄筋を結束。クレーンを使って製品置き場へと運びます。私が所属するのは「精整係」。東京鉄鋼の鉄筋を、高い品質を保ってお客様へ納品できるのも、圧延課の仕事があるからです。
仕事内容
精整係は圧延された製品の切断、結束、置き場への荷下ろしを行っています。作業は7工程あり、1工程につき1人が担当。私は副作業長として担当は持たず、全体を見てメンバーのサポートを行っています。特に工程のひとつである「検査」は、他のメンバーの作業にも影響する、司令塔的なポジションです。考えることや作業も多く、若手メンバーが難しいと感じるのもこの工程。ですから「検査」にフォローに入ることは多いです。
仕事の辛いところ
夏場の暑さは本当に辛いです。ただ、7つの作業工程のうち半分は操作室というエアコンのある部屋で、機械を操作して行う仕事。なので、班の全員で担当を調整しながら夏場を乗り越えています。「あの人結構長く外にいるな」と感じたら、操作室での作業と交代するなど、お互いをサポート。メンバーの体調には、特に気をつかうところです。様子を見て、私が作業を代わることもあります。
仕事の面白いところ
トラブル発生時に迅速な対処ができたとき、面白いと感じます。たとえば……圧延課の仕事は、ビレットと呼ばれる鉄の塊が製鋼課から届いて始まるのですが、手違いで想定していた長さと違うビレットがやってくることがあります。その場合、想定外のビレットから既定を満たす長さの鉄筋が無駄なくつくれるよう、計算しなおす必要があるんです。時間もないので、頭はフル回転。無事完遂できると、達成感と満足感があります。
あなたの役割は
副作業長としての役割は、班全体を見てメンバーのフォローに入ることと、設備の点検。あとは突発的なトラブル対応です。特にメンバーのフォローに関しては、今誰がどの工程を担当しているのかを把握し、各自の得意不得意や業務の習熟度を加味して、どこにフォローに入るべきかを考えて動いています。あとは後輩の育成をしているメンバーと進捗状況を共有。みんなで新人を育てていける環境をつくっています。
上司として心がけていること
役職につく前と同じ、フランクな態度を意識しています。もちろん、私が注意すべきところを注意しなければ、大きな事故につながったり、本人のためにならないことも。ですから、メリハリを大切にメンバーに接しています。新人が成長できるかどうかは、周囲に質問や相談ができるかどうか。メンバーに目を配り、話しやすい雰囲気をつくれるよう心がけています。
学生さんに一言
入社したら、ぜひ思いきって上司や先輩に話しかけてみてください。もちろん、上司や先輩からたくさんあなたに話しかけますし、見守るようにしていきます。ただ、話しかけられたから話すより、自分から気軽に話したり質問したりできる方が、ずっと楽です。最初は緊張すると思いますが、これも慣れだと思います。職場に信頼できる人、気を許せる人を見つけられるかどうかで、働くことの大変さはまるで変わってくるはずです。
所属する部署の特徴
うちの班はみんな温厚で、くだらない冗談も言いあえる仲。納涼祭や厚生行事などの社内イベントで、親睦を深める機会も多いです。特に部署ごとの親睦会は、うちの班と同じ時間帯に勤務する圧延課・ロール係と合同で行います。合わせて20人ほどのメンバーで、旅館の美味しいご飯を食べたり、温泉街を散策したり。年齢層も若いので、新人さんも楽しめるんじゃないかと思います。
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