INTERVIEW
T.S
保全部門 2017年入社 八戸工場 保全課 設備 八戸工業大学第一高等学校 工業科 卒業仕事内容
工場内にある機械の予知・予防保全が、私が所属する保全課・設備の仕事です。機械の修理はもちろん、操業中に事故や突発的な故障が起きないように整備を実施。また日ごろから、機械トラブルが起きたときに備え、どう修理するか、いかに操業を止めないように対処するかを考えています。操業を止めると、製品が造れないわけですから。操業にできる限り影響を与えないことと、安全性の両立を心がけています。
仕事の大変なところ
故障の原因を探すところが、難しくて大変だと感じる部分ですね。たとえば、きちんと調べて状態が良かったヒューズが、ちょっと衝撃が加わったら接触不良を起こし、それが原因で機械が止まった…ということがありました。本当に小さなことが全体に影響するので怖いです。対策としては過去の事例と対処法を確認しますが、過去に事例がないこともあるので。その点は大変だと感じます。
仕事の面白いところ
面白いと感じるのは点検作業です。私が担当するのは、製鋼部門で成分を整えた高温のビレット(鉄の塊)を、圧延部門の加熱炉まで運搬する機械です。チェーンとローラーが動くことでレーン上を真っ赤な鉄の塊が流れていくのですが、その中で正常に動作しているのを見ると面白く、仕事への充実感を得られますね。もちろん単純に見ているだけでなく、ローラーの折損や油漏れといった修理や予知・予防に取り組んでいます。ひとつの折損が全体に影響するので、予測を立てながら注意深く点検しています。
これから身につけたいコト
機械の改善作業のために、機械の仕組みや役割を細部まで理解していきたいです。改善作業というのは、整備・修理から一歩進んだ改造という段階。たとえば「操業中にここに負荷がかかるから材質を変えよう」といった作業です。材質を変えて耐久性がアップすれば事故も無くなりますし、機械の寿命年数ものばせる。でもうかつに変更すれば、故障につながるかもしれない。改善作業は、機械を本当に理解していないとできないことなんです。
取得できる資格
取得できる資格で、特徴的なのが保全技能士ですね。私の所属する設備グループでは必ず取得しています。保全技能士は「設備を見るときはココを見た方がいい」とか「破損の状態を見て原因はココだ」とか、推測ができる知識を身につけられる資格です。私はまだ基礎の2級なのですが、1級や特級では、工場全体のエネルギー管理や工場全体の保全・改善まで計画できるようになります。
東京鉄鋼のここが良い
鉄筋を造りながら、リサイクル事業にも取り組んでいる企業は、あまりないと思うんです。使われなくなったものを消費しながら事業に活かしていく、循環させていくことができるのは、すごいことなんじゃないかなって思います。それから私の所属する保全課の良いところですが、先輩たちが指示を具体的に出してくれるので、わかりやすいです。仕事以外でも結構交流があるので、相談しやすいのがいいところかなと思います。
保全課に向いている人
4年目の私が言うのもなんですが、保全課に向いているのは「目がイイ人」だと思います。これは視力的な話じゃなくて、不具合を不具合だと察知できるかどうかの話。操業中は作業できないタイミングが多いので、早めに不具合に気づければ、その分対策も手段もとれます。学生時代の話で言えば、私自身、元々機械を見るのが好きでした。機械の構造は規則性があって面白いなって。観察して考えるのが好きなら、向いていると思います。
1-day schedule
3交替制で1 直・2 直・3 直のシフトがあります。
-
1直
- ※保全課・常駐職場のスケジュール例です
- 8:00
- 出勤
- 8:30
-
始業
・今日の作業の打ち合わせ
・危険予知トレーニング - 9:00
- 修理作業
- 12:00
- お昼休み
- 13:00
- 修理作業
- 16:00
- 整備作業
- 17:00
- 終業、会社の体育館でウエイトトレーニング
- 18:30
- 帰宅
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