技術を支える
S.I
職種:
本社工場 圧延課 副長(スタッフ業務)
入社:
2011年4月
出身:
東京理科大学 理工学部 工業化学科
現場のための予測と準備
圧延課のスタッフ業務は「生産工程の指示」「製造設備の改善」「業者との折衝」「備品の発注」と多岐にわたります。どの業務も共通して、圧延課全体が円滑に操業するための大切な下準備。たとえば「生産工程の指示」。圧延課が製造する製品の種類・量は会議で毎週決定します。決定事項をただ伝えるだけでなく、アクシデントが起こった際に何を最優先に製造するかなど、予測を立て、現場に混乱が出ないよう準備することが欠かせません。
現場の課題を解決する
最近特に力を入れているミッションは「自動抜き取り装置」導入のための企画立案です。この装置は、製品の外観上のキズをオンライン上で発見する「画像探傷装置」をより有効に活用するためのもの。鉄筋は重いもので100㎏もの重量があり、キズを見つけて製造レーンから抜き取ることは作業者にも負担ですし、操業もストップしてしまいます。現場からの要請があるのはもちろんですが、私としてもなんとか解決したい課題ですね。
人としての成長の場
新しい製造設備を導入する際、実際に使う人の声がなければ、本当に役立つ設備の導入はできません。「現場が必要に感じている機能」「無理のない設置場所」「操業に適した設備動作の順序」といった現場の声を聴く経験は、相手が私にわかって欲しいことを汲み取り、自分の思っていることをきちんと伝える訓練です。本当の意味で必要なコミュニケーション能力が身につきますし、視野が大きく広がり、自分の成長につながると感じます。
就活生のみなさんへ
東京鉄鋼に入社した決め手は、親会社のない独立系企業なので、裁量が大きく仕事にやりがいが持てそうだと感じたことです。またネットで財務状況なども調べ、確信を深めました。自分で調べ判断することが、就活では大切です。というのも、どれだけ良い会社でも仕事には必ず大変な瞬間があります。そのとき自分自身が選んだ会社であれば、きっと後悔しないはず。周囲に話を聞きながらも、自分の判断を大事にしてください。